もう一度始まってく

4月21日木曜日。
震災のため延期になっていた、
UNISON SQUARE GARDEN presents “fun time HOLIDAY 3″ (Guest:THE BACK HORN)
に行ってまいりました。

3.11以降のライブやイベントはことごとく中止・延期だったため、これが私にとっての今年初ライブ。
日常であり生きがいでもあるライブを奪われた自分がこんなにしょっぱいとは思わなんだ。
被災された方たちを思えば「甘ったれんな!」だけど、ショックやストレスを受けてたことには間違いないわけで。

雑談もできないような職場環境や一人暮らしという環境の中で、たとえば余震があっても
「大丈夫だった?」
「怖かったね」
と言い合える相手がすぐ近くにいないという不安は、家族がいる人や賑やかな職場環境にいる人にはたぶんわかってもらえないんじゃないだろうか。
情報をテレビのニュースやネットに求めればどんどんネガティブにもなるし、容赦なく余震は襲ってくるしで、楽観的で図太い神経の自分にも、それはボディブローの如く堪えた。
電話やメールじゃなく、気兼ねなく会って触れ合って、
「元気だった?」
その一言を言い合うための誰かがすぐ近くにいたら…なんて、初めて思ったことだった。

実家が被災地で、家族と連絡が取れない友達(数日後無事が確認できたけど)。
家の一階が水没し、車が流されてしまった、被災地に嫁いだ従姉妹。
そのコたちのために何もできない自分の情けなさ歯がゆさ無力感。
非常時にこそ自分の資質が問われあからさまになる。
そんなことにもついつい気持ちがふさぎ込みがちになってしまったり。


そんな中、やっと、待ちに待ったTHE BACK HORNのライブであります。
あまり考え込まないように、救いを求めたりなんかしないように、普通の、いつものライブと受け止めて会場に向かった。
そうだ、ライブなんて所詮趣味や娯楽のひとつなんだから…。

でも、やっぱダメでした。
SEが鳴った瞬間にぐぅわぁぁぁっと胸に濃く熱いものがこみ上げるのを感じた。
この瞬間をどんだけ自分が渇望していたか。
大げさじゃなく、生きている実感、生かされている実感に包み込まれた。
誰にも言えなかった一言を、つぶやいた。
「生きて、また会えて、ほんとうによかった」

どの曲のどのフレーズも胸に迫る。深く抉られる。
THE BACK HORNの曲世界に宿る生と死、絶望、その中の微かな希望の光。
これらのファクターが、いかに普遍性を持って彼らの曲に根差しているか、こんなときだからこそまざまざと感じ取ることができた。
特に「赤眼の路上」なんて、もう、、、。
山田のエモーショナルな歌声が心臓を鷲掴みにする。


絶望 孤独 月明かり
死にゆく勇気なんてない
それなら生きるしかねぇだろ
息を詰めて駆け抜けろ
(詞:菅波栄純)


今こんな言葉を使うことが許されるのはTHE BACK HORNしかいない、と思えた。


あ、いきなりですが山田きゅん(笑)、髪切ってめっちゃキュートになってました(はーと)。


絶対外さないだろうと思ってた「戦う君よ」で思わず突進。
「コバルトブルー」では泣き笑いで飛び跳ねちまいました。

メンバー4人のうち3人が被災地出身のTHE BACK HORN。
だけどそれを一言も口にすることなく、ただ純粋で強い意志を持った音だけを鳴らす彼らの気概に胸を打たれた。

もう一度、いや、何度でも始めていけばいい。
ひとりひとりが始めれば繋がれば続けていけばきっと、、、。


【セットリスト】

ラフレシア
サーカス
サニー
赤眼の路上
桜雪
世界中に花束を
ブラックホールバースデイ
戦う君よ
コバルトブルー

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